研究室紹介

大見研究室 研究概要

大見研究室の研究テーマは「水素脆化」「動脈瘤・動脈硬化診断」が主な研究テーマです。そしてこれらの研究のためのに「ディープラーニング」や「IoT」などを用いた技術研究を行っています。

「水素脆化」の分野では水素環境下の疲労強度やコンピュータシミュレーションによる材料内の水素濃度分布予測を行っています。

「動脈瘤・動脈硬化診断」の研究では、3Dプリンタによって作成した模擬動脈瘤を用いて、動脈瘤診断装置の開発を行っています。

大見研究室 研究内容

大見研究室では、各分野2~3名で研究を行っています。

卒業研究では一人一テーマで研究を行いますが、一人では行き詰ったり悩んだりすることもあります。そんな時、同じ研究分野の同級生と相談したり助け合いながら課題を克服し、エンジニアとしての成長につなげていってもらいたいと思います。


研究テーマ内容・キーワード
水素チーム 水素脆化防止技術の確立のため、水素環境下での水素敏感性を評価。試験片に化学反応を使って水素を閉じ込め、疲労試験を行いき裂成長速度を評価。

水素脆化/水素チャージ/金属疲労/数値解析/Fortran
生体チーム 動脈瘤・動脈硬化の診断手法の開発。動脈硬化診断装置「DPC」の利用を前提として、血管の拡張速度・加速度から血管壁の粘弾性を計測・評価。さらに血流の乱れの検出から動脈瘤を検出。3Dプリンタによる模擬動脈瘤を作成。

動脈瘤検出/動脈硬化診断/3Dプリンタ/超音波ドップラー
先端技術研究チームRsppberry PiやArduinoなどのシングルボードコンピュータを使い、モーターやカメラの制御手法の習得、各種実験データの取得と分析など目指す。各種実験の自動化のみならず、連続的なデータの取得と分析を通して手作業では不可能な「目に見えない劣化損傷」の検出と評価を目指す。データ処理の手法として機械学習(ディープラーニング)を用いることを目指し、機械学習の使用方法の習得を目指す。また、3Dプリンタによる出力造形物の強度評価や出力方法の研究など様々なテーマを扱う。

Rsppberry Pi/Arduino/機械学習(ディープラーニング)/モーター制御/3Dプリンタ

学部3年生の方へ

・大見研究室では毎週個別に「勉強会」を行っています。勉強会では、前の1週間の研究報告(実験結果)と次週の研究計画、研究に必要な周辺知識の解説を行っています。時間は長くて1コマ(90分)です。

・また、勉強会とは別に毎週「研究室ミーティング」を行っています。ここでは、大学からの連絡や学生同士の連絡(実験装置稼働の注意事項)などの情報交換を行います。また、「今週の予定と今週の一言」として全員に発言してもらっています。研究や就職活動の情報共有や健康状態の確認など、教員と顔話合わせる事の重要性を痛感してきました。時間は30分ぐらいで毎週月曜もしくは火曜の夕方に行っています。

・研究時間は自由です。各自が自分の目標と自分の能力に向きあって、各自のペースで研究を進めてください。基本的には、毎日研究室に来ることを推奨しますが最優先は「就職活動」です。メリハリをつけて生活してください。